1日目 はじめてみる
今更ブログ?と思っているのは自分自身でもある。
昔は、広告収入という安心安全な生き方を模索して調べたこともあったけど、
どうも小難しく一歩踏み出せなかった。
いわゆる、世の中に多くいる、自己啓発本は読むものの、何も実行できないという部族だ。
一方で、日々生きている中で何も思っていないかといえばそう言うわけでもない。
コロナが蔓延る社会の中で、これまで以上に話さなくなった以上、改めてこうして思ったことを発散することは一つの頭の整理になるのではないか。
そう思ったわけである。
私はごくごく一般人。
大学院で学んでいることや、趣味で見ている映画や本のことくらいしかネタはないかもしれないが、それでも気の向くままに続けようと思う。
勝手ながら、誰かに書くと言う意識を持ちすぎると変に推敲してしまうので、原則は思ったままに、なるべく時間をかけずにやっていきたい。あくまで広告稼ぎではないので、ご了承いただきたい。(未来の自分にいってます)
とは言っても、初回なので、なぜこんなことを始めようと思ったかと言うと、やはりそれなりに影響されているものがある。
たまたま、ツイッター上でお勧めされた、江國香織さんの「物語のなかとそと」を読んで、まぁしっかり影響を受けたからなのである。
いわゆるエッセーのような本なのだけれども、江國さんの生活を描いているようでいて、フィクションのような世界が織り混ざってくるお話の数々。それがどうも魅力的で、「あぁ、誰かの日常って、見え方、描き方によっては、こんなにもヴィヴィッドに見えるのか」と感心させられたわけである。
特に、「心の中で思っていたことを、書いたり話したりすることで、外の世界に放出される」(うろおぼえ)という表現は妙に今の私の世界にフィットしてきて、ふわっと世界を広げてくれた気がしたのだ。
このみずみずしい気持ち。
この本との出会いだって、自分史の中のほんの1ページかもしれないが、これを是非忘れてはいけないと思った。
本当に影響されやすい性格だなとつくづく思う。
それでも良いのである。そんな自分を好きになるためにも、まずははじめてみる。
明日は日曜日。のんびりやっていこう